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チャンプルーと「医食同源」
沖縄料理といえば、全国的に市民権を得た「ゴーヤー・チャンプルー」、また長寿県沖縄をささえている「豚料理」があります。沖縄の食文化の源流は、チャンプルー料理に代表される「庶民料理」と、王国時代に生まれたといわれる豚料理が主体の「宮廷料理」に分類することが出来ます。現在、沖縄料理としての種類は、200種近くを数えます。これは一地方、一県の料理の数としてはおどろくほどの数字で、郷土料理というよりも、むしろ一国を代表する「民族料理」とさえいわれるほどです。亜熱帯性気候の土地で、蒸し暑く、物が腐敗しやすい環境のもとで、先人達は知恵を絞って沖縄の料理文化をきずきあげてきました。これらの料理は、沖縄が古くから国際交流の歴史を築いていた関係で、東南アジア、中国、日本などの影響を受けているものが少なくありません。ちなみに、チャンプルーとは、インドネシアの言葉で「チャンポール(混ぜる、炒める)」が語源です。
宮廷料理は、14世紀以降、琉球の新国王の戴冠式のために中国から訪れる冊封使をもてなすための迎賓料理がその始まりといわれています。王府は、料理人を中国に派遣してまで、中国料理の特徴をとりいれさせました。その結果、豚料理、チンスコー等の菓子類、豆腐製のチーズ・豆腐蓉(とうふよう)、といった独特の食文化が生まれました。以降、宮廷料理はひろく庶民に伝わり、現在の沖縄料理となったと伝えられています。特に、長寿食と言われる「豚料理」に関しては、中国料理の影響が大きいと言われています。 沖縄の食文化の特徴は、各国の素材(東南アジア原産のゴーヤー、パパイヤ、中国産のイモ、等)をとりいれることにも見られますが、その基盤に「医食同源」の精神がいかされ、料理を「くすいむん(薬もの)」と呼んでいます。タンパク質が、本土の木綿豆腐の一.三倍、また消費量も本土の二倍といわれる沖縄独特の「島豆腐」も、長寿を支える要因と考えられています。また、北国の海の産物である昆布も、沖縄は全国有数の消費県の一つとなっています。これは、琉球王国が昆布を珍品・薬品として中国へ輸出していたことが理由です。沖縄の人々は、昆布を輸出するだけではなく、豚料理などの素材として組み合わせてビタミンB1を摂取し、ダシをとるだけではなく食材として昆布を活用しています。古くから北海道、沖縄、中国の間に「昆布ロード」があったといえます。 |
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